あんだんて音楽教室 の日記
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にいがた市民大学講座 古楽器の愉しみ フォルテピアノ
2014.07.01
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こんにちは。
新潟市中央区白山にあるピアノ&エレクトーン個人レッスンの「あんだんて音楽教室」です。
<古楽器>今回は18世紀につくられたフォルテピアノの音色を愉しもうという公開講座に行ってきました。
・とき 2014年6月28日(土)
・ところ 東区プラザ ホール
・講師 小倉 貴久子 (ピアニスト 東京藝術大学非常勤講師)
ピアノは、1700年頃イタリアのフィレンツェで生まれたそうです。
が、最初から現代のピアノと同じつくりではありませんでした。
その前までチェンバロが主流でしたが音の強弱は演奏できません。チェンバロよりやわらかくて、静かな音がほしくてピアノがつくられたということです。音量増大は19世紀にはいってから。
今回は、小倉先生がご自身所有のヴァルターの復元楽器(1795年ウィーンモデル)を持って来て演奏してくださいました。
今のピアノとは白鍵と黒鍵の色が逆で、5オクターブですから小さい。張ってある弦も繊細なものでした。外観は木目調できゃしゃな感じ。足ペダルはなく、台に足をのせて膝でレバーを操作します。
現代のように大ホールで大勢のお客さん相手のリサイタルではなく、上品なサロンで何人かが飲み物など手にして楽器のまわりに談笑しながら集う、なんていう絵画が浮かびます。
実際にその時代の楽器を見たり、聞いたりするとよく絵にあるような光景を「確かにそうだったんだろうなぁ。」と思いますね。
音色は、はじめ調律していたときはチェンバロと今のピアノの中間のように感じました。でも曲を聴くとやっぱりピアノですね。もちろんさわったり弾いたりはできませんでしたが、タッチもだいぶ今のものより軽いのだと思われます。
ベートーヴェン、ハイドン、モーツァルトといったまさに古典派の代表的作曲家たちが活躍した時代の楽器。
モーツァルトは、チェンバロと新出の楽器フォルテピアノが共存しながら次第にフォルテピアノが主になっていく時代。ベートーヴェンになると製作者に足ペダルの助言などもしながら、ピアノソナタ「ワルトシュタイン」から後は完全にエラール(楽器メーカー)製のフォルテピアノで作曲したそうです。
この時代、作曲家と進化していく楽器は当然深い関わりがありました。
時代背景と楽器の歴史を知っておくことは、作品を理解するうえでとても重要であると思いました。
