あんだんて音楽教室 の日記
-
ドミトリー・リュトコフ ピアノリサイタル&公開レッスン
2021.06.01
-
こんにちは。
新潟市中央区白山にあるピアノ&エレクトーン個人レッスン「あんだんて音楽教室」講師のコンサート&講座日記の欄です。
ピアノリサイタル&公開レッスンに行ってきました。
・とき 2021年5月29日(土)
・ところ りゅーとぴあコンサートホール
・演奏社 ドミトリー・リュトコフ先生(ピアノ)
阿部 天音さん(中央高校生徒さん)村木 紫桜さん(中央高校生徒さん)
県立新潟中央高等学校音楽科主催のイベント。
平成24年にロシアンメソッドピアノ専攻が中央高校音楽科に設置され、ドミトリー・リュトコフ先生はその指導者のお一人。
第一部は先生のリサイタル。
第二部は公開レッスン。
大きな舞台で弾く場合、弱音であってもホールの隅々まで届く豊かな響きで、説得力のある演奏が大切なのですね。
この響きについては一朝一夕には到達できないので日々取り組むとして、ハンマーがピアノの弦をたたいているという構造をイメージできれば豊かに響く音の手助けになるのでは?と思います。
ところがピアノの場合、自分でハンマーを持って弦をダイレクトにたたいているのではなく、鍵盤を介しているのでなかなかイメージしづらい。
そして誰でも音は出せる。鍵盤の上に何か物が落ちても音は出るわけですから。
ヴァイオリンや各管楽器は、まともな音が出せるまで時間がかかるようです。
簡単に音が出るからこそ美しく響く音を紡ぎだすのは研鑽が必要です。
「楽譜を信じて」と先生はおっしゃってました。
ドビュッシーの場合、やってもらいたいことがかなり楽譜に書いてあるので、その様に、休符も正確に。
それらの指示は演奏を助けてくれていることにもなり、楽譜を読み込むことは大事なことだと思います。楽譜に忠実に正確に演奏できれば作曲家の意図する音楽に近づけるともいえます。
公開レッスン、久しぶりに拝聴しましたが、やはり勉強になります。